という悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
僕も高齢の祖母が運転免許の返納に応じてくれず苦労しました。
最近はアクセルとブレーキの踏み間違いなどの事故が多く、事故でも起こして誰かを怪我させたら大変だと思い、運転を控えてできれば運転免許証を返納するよう説得していたのですが、なかなか応じてくれませんでした。
免許を返納したくない理由としては、
- 運転免許証を返納すると移動が大変になりそう
- 身分証が必要なので運転免許証を返納したくない
というのがあるようです。
この主張も理解できますが、やはり事故が起こってからでは遅いので困っていました。
ところが、あるメリットを理解しもらうことで、素直に返納に応じてくれました。
この記事では、免許返納による意外なメリットをご紹介します。
僕が祖母を説得できた最大の理由はメリットを理解して不安を解消してもらえたから。
では説得力のあるメリットとは何でしょうか。
結論から言うと
結論
免許証を返納して不要になった駐車場や車を貸し出すことで毎月約2万円程度稼げる
というメリットです。
1回だけ2万円受け取れる、という意味ではないですよ。
毎月収入が期待できます。
得られた収入で不安を解消するための心理的・経済的ハードルを下げることができます。
例えば、稼いだお金をタクシー代に当てることで、返納後の移動に関わる経済的不安を解消することもできます。
という声が聞こえて来そうですが、絶対とは言えませんがある程度再現性のある方法で、まったく怪しいものではありませんのでご安心ください。
この記事ではその方法について詳しく解説していきます。
運転免許を返納して毎月の収入を得る方法
運転免許を返納すると、所有している車に乗れなくなってしまいます。
家族が乗る場合は別ですが、乗らない車を所有していても税金や車検代がかかるだけですので、売ってしまう方も多いと思います。
自宅に駐車場を所有している場合はその使い道がなくて、ただの空き地となってしまいます。
そのまま放っておくのはもったいない!
駐車場を貸し出すことで収入を得ることができます。
駐車場を貸し出す
駐車場を貸し出すということは、月極のようなものを想像されるかもしれません。
しかし、ここでご紹介するのは時間貸しという方法で、駐車場シェアリングとも呼ばれています。
駐車場シェアリングには、駐車場を貸し出す側と駐車場を使う側がいます。
駐車場を貸し出す側は事前にシェアリングサービスに登録しておきます。
駐車場を使う側である利用者は事前に駐車場を検索・予約して利用します。
駐車場待ちや駐車場を探して走り回るということがないので、スマートに駐車したいと考えているユーザーにウケているようです。
日本最大級の駐車場検索・予約サービスを展開している特Pによると、収益のおおよその目安は
- 東京23区→毎月22,000円
- 東京23区外→16,000円
- 横浜市→10,000円
- 千葉市→10,000円
- 大阪市→15,000円
だそうです。
さらに駅が近い場合や人気スポット周辺の場合は収入の増加が見込めます。
自宅の空き駐車場をシェアリングサービスに登録するだけでこれだけの収入が期待できるのであればいいですよね。
という心配があると思います。
駐車場シェアリングは貸したい時間だけ貸し出すという使い方ができます。
例えば、友人や親戚が遊びに来るときは自宅の駐車場を利用する、という場合はその時間帯を貸し出しNGに設定することができます。
他にも、夜遅い時間はうるさいので使ってほしくない、というような場合は、夜の時間帯を貸し出しNGにすることも簡単にできるのです。
このあたりはWebで設定する必用があります。
ご高齢の方の場合はスマホの操作になれていない場合もありますよね。
そういうときはご家族の方がやってあげるのがトラブルが少なくて安心です。
手間はそれほど多くありませんので、ご家族のサポートがあれば難なくできると思います。
特Pでしたら駐車場の登録費用などの初期費用は一切かかりません。
自宅の駐車場を貸し出した場合、どの程度の収益が見込めるのか見積もりを作ってもらうこともできます。
お役立ち情報
実際に特Pを利用した感想はこちらから。
-
駐車場シェアリングの特Pオーナーの口コミ
続きを見る
車を貸し出す
運転免許を返納しても車はたまに家族が使うから売却はしない、というケースもあると思います。
しかし、車の利用機会が減ってしまって、自宅の駐車場にずっと停めたまま、ということになってしまう方もいるのではないでしょうか。
そういうときは、車を貸し出すカーシェアリングサービスに登録する方法もあります。
巷ではカーシェアリングが話題ですが、一般的には業者が車を貸し出していますよね。
貸し出す側として車を登録しておき、実際に貸し出した場合に収入を得るというものです。
これは個人間カーシェアリングサービスと呼ばれており、利用者にとっては一般的なカーシェアリングよりも安く借りられることから人気が出てきています。
国内ではAnyca(エニカ)というサービスが有名です。
エニカによると、月あたり25,000円程度の収入が見込めるとのことです。
もちろん、貸し出す回数や時間に依存していますので、一概には言えませんがひとつの目安となる金額です。
という心配があるのも理解できます。
これについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
-
カーシェアのAnyca(エニカ)で車を貸すときの3つの疑問
続きを見る
運転免許証を返納して困ることと対策
運転免許を返納すると、毎月2万円程度の収入を得ることができる可能性があるのは分かったけど、実際問題として生活していると困る事がある、というのもよく分かります。
車を運転していたときのように自由に移動できなくなりますし、身分証として運転免許を使うことができなくなってしまいます。
自由に移動できない
一番困るのが自由に移動できなくなるということではないでしょうか。
これは思い切ってタクシーを利用してもらいましょう。
タクシーは高いから嫌だ、と考えている方も多いですが、駐車場シェアリングなどで収入を得ることができるのであれば、その金額をタクシー代金にまわす、と考えれば経済的な負担は軽くなります。
例えば2千円のタクシー代金がかかるとしても、月に2万円程度の収益を上げていれば10回分はまかなえます。
また、車を所有・維持していないので、税金や保険料が浮いているはずです。
そう考えると、総合的にみてタクシーを利用したほうが安くなるケースも多いのではないでしょうか。
自治体によっては、高齢者が運転免許を自主返納した場合の特典として、タクシーの利用券を交付しているケースもあります。
各自治体の特典については、こちらの高齢運転者支援サイトを参照ください。
実は僕の親もタクシーで移動することに難色を示していましたが、トータルで安くなるということを理解してもらってからは積極的に利用するようになりました。
身分証がない
運転免許は身分証としても多く利用されていますので、免許を返納すると身分証がなくなってしまいます。
でもこれは安心してください。
運転免許証を自主返納した方は運転経歴証明書を発行してもらうことができます。
ただし、自主返納後5年以上経過している場合は交付してもらえませんので注意してください。
申請の方法については各都道府県警察の運転免許センター等にお問い合わせください。
まとめ
運転免許を返納した場合、空いた駐車場を活用する駐車場シェアリングや、利用頻度が下がった車を貸し出す個人間カーシェアで収益を上げる方法をご紹介してきました。
各自治体が用意している特典もありますが、説得力にはやや欠ける印象があります。
それよりも、利用しなくなる駐車場をつかって収益を上げるというほうが具体的なメリットとしてわかりやすく説得しやすいのではないでしょうか。
さらにここで得られた収益をタクシー移動に当てることで、タクシーを利用することの心理的・経済的な負担が軽くなります。
このように具体的なメリットを説明することで、運転免許の自主返納にも前向きに考えてもらえるはずです。
大切な車を他の人に使われるのは心配、という方は駐車場を貸し出すことをまずは検討してみてはいかがでしょうか。
登録料や年会費は不要なので気軽に始めることができます。
自宅の駐車場でいくらぐらいの収益が見込めるのかは、周りの環境に依存していますので一概には言えません。
特Pは無料で見積もりをやってくれますので、まずは見積もりをもらってみるのがいいと思います。
見積もりがあれば自主返納を説得するときの強力な材料にもなります。