中古車相場

レクサスRXの中古車相場

2020-09-26

レクサスRXはレクサスのなかでも人気の高いSUVですので、中古車市場でもかなりの人気で、高値で取引されています。

 

中古車の場合は走行距離や年式の違いなどから価格が異なりますので簡単に比較することが難しいですよね。

 

今買おうとしている車両がお買い得なのか、売ろうとしている見積もり査定が適正な市場価格なのか、を判断するのは困難です。

 

そこで、ターボモデルのRX 200tとRX 300についてすべての中古車価格について調べ、走行距離と年式、価格が比較できるようにしました。

 

これを見ていただければ、これからRXを買おうと検討している方はお買い得な価格を、これからRXを売却しようと考えている方は走行距離と年式からおおよその市場価格を知ることができます。

 

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レクサス RX 200t とRX 300 の中古車価格の相場

レクサスRXのターボモデルには、

 

  • RX300
  • RX300 バージョンL
  • RX300 Fスポーツ

 

があります。

200t系はマイナーチェンジする前のモデル名です。

 

したがって、2代目にあたるRXにはマイナーチェンジ前の200tとマイナーチェンジ後の300のモデル名があります。

 

RX200 / RX300という素のモデルはほとんど流通していませんので今回の調査対象からは外しました。

 

また、これからお見せするデータはすべて2020年9月中旬に中古車サイトに掲載されていたものをもとに作成しています。

 

ではまず各モデルの金額のばらつきを見てみたいと思います。

縦軸の単位は100万円です。

 

オレンジ色の線は中央値を表しています。

 

モデル名はLと付くものがバージョンL、Fと付いているものはFスポーツです。

 

LパッケージよりもFスポーツのほうが中央値は高いようです。

 

200t系は価格のばらつきが小さくなっていることが分かりますね。

 

200t系は3年以上前のモデルになりますので中央値も500万円を切っています。

 

それでも200t Fスポーツは中央値がほぼ500万円ですから、新車価格が約600万円だったことを考えると、そのリセールバリューが凄いことがよく分かります

 

300になるとLパッケージとFスポーツとの中央値の価格の開きが100万円以上と、大きくなっています。

 

新車価格で言えば、RX 300 Fスポーツのほうが300 バージョンLよりも3万円安い価格設定なのですが、中古車市場では逆転していることが分かります。

 

300系はまだ中古車の数が少ないので、この数値は参考程度に見ていただくほうが良いと思います。

 

しかし、今後のRX 300 バージョンLとFスポーツの中古車価格の推移には注目しておいたほうがよさそうです。

 

それでは各モデルについて、走行距離・年式・価格の関係を詳しく見ていきたいと思います。

 

RX 200t バージョンLの中古車相場

まずは中央値が一番安かったRX200t バージョンLについて見てみましょう。

まずはこのヒートマップの見方から。

 

ボックスの中の数値は価格(単位は100万円)を表しています。

 

価格が低いほど青色で塗られており、逆に高いと赤く塗られています。

 

中間値は白色です。

 

ボックスの中の数値はこの分類に属するすべての個体の中央値を示しています。

 

縦軸の値が1.0となっているところは、1.0万Km以上1.5万Km未満の走行距離であることを意味しています。

 

 

さて、3年落ち3万Kmで453万円の価格で売られています。

 

新車価格のおおそ75%の価格です。

 

マイナーチェンジ前のモデルですが75%というのはかなり高いですね。

 

このようにグラフにしてみると、2017年の1万Km、2016年の2.5万Kmはお得なようです。

 

もちろん、車両の色やオプション、状態などによって価格が決まりますので一概には言えませんが、走行距離と年式の関係だけから見れば、このようにお得な車両というのを簡単に見つけられます。

 

RX 200t Fスポーツの中古車相場

さて次はRX 200t Fスポーツを見てみましょう。

3年落ち3万Kmで491万円ですから、バージョンLよりも高値が付いていることが分かります。

 

新車の約81%の価格で売られていることになり、バージョンLよりもリセールバリューが強いようです。

 

レクサス NX 300もそうでしたが、Fスポーツのリセールバリューが良いようです。

 

2017年でみると1.5万Kmあたりの個体がお買い得のようです。

 

一方で、2016年の2万Kmは割高感がありますね。

 

詳しくしらべてみると、この個体はちょっと特殊で、フルエアロでホイールも変更されているなど、カスタムされているのがその理由のようです。

 

ちなみに、2016年の4.5万Kmもカスタムされているため他よりも高値が付いている様でした。

 

RX 300 バージョンLの中古車相場

ではマイナーチェンジ後のRX 300 バージョンLを見てみます。

中古車として出回っている数がまだ少なく、参考値として見ていただければと思います。

 

3年落ちの2万Kmが他よりも高いことが分かります。

 

これもカスタムされているのが原因のようです。

 

2年落ちの1万Kmが498万円ですが、これは純正でしかも認定中古車の価格なのでひとつの基準となるかもしれません。

 

新車価格の約80%ということになります。

 

RX 300 Fスポーツの中古車相場

では最後にRX 300 Fスポーツです。

こちらもバージョンLほどではないですが、中古車数がまだ少ないこともあり、参考値として見ていただくほうがいいかと思います。

 

特徴的なのが2020年の低走行距離のものが新車価格の612万円を超えているというケースです。

 

詳しく調べるとフルエアロだったりカスタムショップのデモカーだったりも混ざっていますが、中には純正の個体もあって、純正でも新車の価格を超えています。

 

これはおそらくプレミアが付いていて、新車で購入した場合は納車まで数ヶ月が必要ですので、中古車だと即納できることからやや高い金額が付いているものと推測されます。

 

ということで、これらは少し特殊なケースなので置いとくとして、3年落ちの2万Kmを見ると482万円です。

 

ここに分類される個体の合計は2つでしたが、何れも純正でしたので、この金額は参考になりそうです。

 

新車価格の約79%なので、やはり高いリセールバリューと言えそうです。

 

 

レクサス RX 450h の中古車価格の相場

次に、ハイブリッドモデルを見てみましょう。

 

レクサスRXのハイブリッドモデルには、

 

  • RX 450h
  • RX 450h バージョンL
  • RX 450h Fスポーツ

 

があります。

 

また、それぞれに2WDとAWDが用意されています。

 

RXはAWDもそこそこ中古車市場に出回っていますので、今回は2WDとAWDの両方をまずは見てみたいと思います。

 

なお、素の450hは中古車市場に出回っている数が少ないことから今回の調査からは除外しています。

 

以降にお見せするデータはすべて2020年9月中旬に調査した結果に基づいています。

 

 

それでは、各モデルの金額のばらつきを見てみましょう。

縦軸は金額を表していて、単位は1,000万円です。

 

横軸はモデル名で、LはバージョンL、FはFスポーツを表しています。

 

AWDはAWDモデル、そうでない方(何も書いていない)のは2WDです。

 

オレンジのラインは中央値を表しています。

 

 

バージョンLとFスポーツの中央値を比べてみると、Fスポーツのほうが高いことが分かります。

 

新車価格でもFスポーツのほうが30万円近く高いので、これは妥当な結果と言えそうです。

 

また、2WDとAWDの中央値を比べると大きな価格の差は見られません。

 

ということで、これ以降はやや強引ですが2WDとAWDはまとめてみていきたいと思います。

 

レクサス RX 450h バージョンL の中古車相場

RX 450h バージョンL 2WD/AWDについて、走行距離、年式、価格の関係を見ていきたいと思います。

縦軸に走行距離、横軸に年式をとっています。

 

縦軸の見方ですが、例えば1.0となっているところは、1.0万Km以上1.5万Km未満の走行距離であることを意味しています。

 

ボックスの中の値は価格(単位は100万円)を表しています。

 

価格が高いと赤色で、低いと青色で塗りつぶしていて、中間値は白色で示しています。

 

 

最初の車検を迎えるタイミングの3年落ちで、平均的な走行距離の3万Kmの価格を見てみましょう。

 

2017年の3.0を見ると482万円であることが分かります。

 

RX 450h バージョンLの新車価格は2WDが729万円、AWDが756万円ですので、これらの平均値742.5万円から考えると、約65%の価格で売られていることになります。

 

なお、ターボモデルのRX 200t バージョンLの中古車価格は新車の約75%でしたので、ターボモデルよりはお買い得と言えそうです。

 

一方、ハイブリッドモデルの450hの売却を考えている方はターボほどリセールバリューが高くないのが現状のようですのでご注意ください。

 

ただし、3年落ちと5年落ちで中古車価格が大きく変動しない傾向にあるようです。

 

3年で売却を考えている方は5年まで引き伸ばすと、リセールバリューとしては結果的に良くなるケースがあるかもしれません。

 

レクサス RX 450h Fスポーツ の中古車相場

では続いてRX 450h Fスポーツ 2WD/AWDの詳細です。

グラフの見方はバージョンLと同じです。

 

さて、同様に2017年の3万Kmのケースを見てみたいと思います。

 

中央値は530万円であることが分かります。

 

新車のFスポーツは2WDが757万円、AWDが783万円ですのでその平均をとって770万円とすると、3年落ち3万Kmのケースでは新車価格の約69%で売られていることになります。

 

バージョンLが約65%でしたので、Fスポーツのほうがやはり高いリセールバリューがあるようです。

 

これは全体の中央値を比較した結果と一致していますね。

 

なお、5年落ち5万Kmを見ると534万円で、3年落ち3万Kmとほぼ同額です。

 

もちろん、オプションの違いやボディカラーなどで価格が違ってきますので、簡単には比較できません。

 

しかし、この調査結果から見れば、3年で売却するよりは5年乗ってもほぼ同じ金額なので、そえだけお得に乗れると考えることもできます。

 

原則として中古車価格は需要と供給で決まりますので売りどきのタイミングは難しいですが、現状の中古車相場ではこのような現象が起きているようです。

 

 

まとめ

RXのターボ車である200t バージョンL、200t Fスポーツ、300 バージョンL、300 Fスポーツ、ハイブリッドの450hの中古車市場を分析してみました。

 

200t系はマイナーチェンジ前なので価格が落ち着いているのではないかと予想していましたが、実際には非常に高いリセールバリューで驚きました。

 

最初の車検を迎える3年落ちぐらいを見てみましたが、中古車価格が新車価格の約80%程度と驚異的な高さでした。

 

そもそもRXが人気であることに加えて、レクサス自身が値引きをしない、中古車を高く買取るなどの戦略も効いているものと思われます。

 

 

ハイブリッドに関しては、2WDとAWDに大きな金額差は見られませんでした。

 

バージョンLよりもFスポーツのほうが高い金額で取り引きされているようです。

 

ただし、全体的にみるとターボ車であるRX 200t またはRX 300 のほうが高いリセールバリューがあるようです。

 

それでも、約70%近い価格で売られているというのは、他の車に比べると十分に高い数値です。

 

すごい人気があることが伺えますね。

 

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