ホンダのS660は軽自動車ですが2シーターのオープンカーという個性的なモデルです。
中古車はWebサイトですぐに検索できますが、走行距離や年式が違っていて簡単に比較できず、相場が掴みづらくて困りますよね。
そこで本記事ではS660の人気グレードであるアルファとベータを対象に、現在中古車市場にあるすべてに対して、走行距離、年式、価格を調査し、ひと目でわかるようにまとめました。
これからS660の中古車を買おうとしている人は価格相場がわかります。
今S660を所有していて売却を考えている人はお持ちの車の年式と走行距離から売却時のおおよその価格がわかると思いますので参考にしていただければと思います。
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S660アルファとベータの中古車価格相場
現行のS660にはアルファ、ベータ、Modulo Xという3つのモデルがありますが、特に人気があり中古車市場でも在庫が多いアルファとベータを対象に調査しました。
少しややこしいですが、アルファはベータよりも上位グレードになっています。
アルファには、オープンカーにとっては重要なヒートシーターがありますが、ベータにはありません。
オープンで走行する機会が多い方はこの点は注意が必要ですね。
その他にも、アルファにはクルーズコントロールが付いていたり、スポーティーさを演出するパーツが付いていたりします。
それで新車の価格差は30万円程度ということで、アルファを選択される方が多いようです。
中古車市場でもアルファの個体数が圧倒的に多くなっています。
この記事で示すグラフはすべて2020年10月上旬の中古車価格に基づいて作成したものです。
では、中古車市場でのアルファとベータの価格の分布を見てみましょう。
縦軸は価格で、1.0とか書かれていますが、100万円と読みかえてください。
アルファとベータのそれぞれのモデルについて、価格の分布をしめしています。
オレンジの線が中央値です。
中央値を比較してみると新車価格ほどの差はないようですね。
それでもやはり、アルファが全体的に価格が高いことが分かります。
アルファの個体数がかなり多いので、価格のばらつきも大きく、100万円代前半から新車価格超えの260万円まであります。
それでは各モデルについて詳しく見ていきたいと思います。
S660 アルファの中古車価格相場
アルファについて、走行距離、年式、価格をヒートマップと呼ばれるグラフにまとめました。
このヒートマップの見方ですが、縦軸が走行距離(単位は10,000Km)横軸は年式を表しています。
ボックスの中に書かれた数字はそこに分類される個体の価格の中央値で、高い程赤く、低いほど青く塗りつぶしています。
3年落ちの2017年、3万Kmを見てみると166万円であることが分かります。
新車価格が約230万円ですから、新車価格の約72%の価格で売られていることになります。
さらに対象を広げて、5年落ちの5万Kmを見てみると、133万円ですから、新車価格の約57%ということになります。
5年落ちでも半額になっていないというのはすごいですね。
個性的な分、それなりに人気があり”ささる人”にとってはそれだけの価値を見いだせるということだと思います。
S660 ベータの中古車価格相場
それでは、続いてベータのデータも見てみたいと思います。
こちらについてもグラフの見方はアルファと同じです。
個体数が少ないこともあり、アルファより分布が小さいことが分かります。
さて、3年落ちで2万Kmを見てみるとm,158万円です。
ベータの新車価格はおおよそ200万円ですので、79%の価格で売られていることになります。
5年落ちの2.0万Kmでも159万円の価格がついていて、3年落ちとほぼ同じ価格であることが分かります。
2015年のモデルを見ても、走行距離が短い個体はあまり価格が下落していないことが分かりますね。
これであれば、2017年あたりを狙って購入したほうが良いことが良さそうです。
まとめ
S660の人気グレード、アルファとベータについて価格を解析してみました。
アルファは特に人気があり、中古車の数も多いので年式と走行距離からも選びやすいと思います。
軽自動車で維持費も安く、個性的なモデルなので人気があるのも納得で、中古車市場でも高値で取り引きされている傾向があるようです。
もちろん、ボディーカラーや傷の有無、車検など、個体ごとに違いがありますので、ここで示したデータは大まかな傾向を掴むためのものであることをご理解いただければと思います。