車のトラブルに備えてロードサービスのJAFに加入しようか迷っているけど、そのメリットやデメリットを知りたいという方も多いのではないでしょうか。
運転していると、タイヤがパンクしたり、バッテリーが上がってしまったり、鍵を閉じ込めてしまったりと、何かとトラブルが発生するものです。
そのようなときはロードサービスが役に立ちます。
本記事では、ロードサービスの代名詞とも言えるJAFのメリットとデメリットについてまとめました。
ロードサービスJAFのメリットとデメリット
最近はJAF以外にも保険会社がロードサービスをするケースが増えてきました。
また、クレジットカードによってはロードサービスが付帯しているものもあります。
日本自動車連盟(JAF)はロードサービスを専業としていますが、どのようなメリットがあるのでしょうか。
JAFのメリットは主に、
- ロードサービスが充実
- 会員特典も充実
- 海外でも使える
です。
JAFのメリット①:ロードサービスが充実
何と言ってもロードサービスの充実度合いがすごいです。
まず、サービスの対象が人になっています。
どういうことかと言うと、自分が会員であれば自分の車はもちろん友人の車でも対象になります。
さらに自分が運転している必要はなく、友人が運転している車に同乗している場合でも対象です。
もちろん、レンタカー会社で車を借りている場合でも対象になります。
保険会社のロードサービスは車が対象になっていることが多いので、この点は大きな違いと言えます。
また、非会員であれば1万円以上するような、
- バッテリーが上がり
- パンク
- キー閉じ込み
- 故障車牽引
- 異音・異臭
などのサービスが無料です。
特に走行中に異音がしたり、異臭がする場合は何が原因なのかも分からず、そのまま走行するのは怖いですよね。
すぐ近くにガソリンスタンドなどがあればそこまでなんとか運転しようと思うかもしれませんが、そうでなければ怖くて動かすことができません。
そのような不安な場合でもJAFなら駆けつけて点検してくれます。
これはかなり心強いですよね。
もうひとつ、重要なメリットがあります。
それはスマホのアプリで救援要請が簡単に出せることです。
サービスを受けるにはJAFに来てもらう必要があります。
町中で故障した場合は住所がすぐに分かりますから現在地を伝えるのは難しくありません。
しかし、山奥の道や周りに目印がないような場所ではどのように現在地を伝えていいのかも分かりませんよね。
JAFであればスマホが取得するGPS情報から現在地を特定でき、すぐに救援要請を出せます。
故障などパニックになっている状況で、簡単に現在地を伝えられるのは大きな強みですよね。
JAFのメリット②:会員特典も充実
『JAFなんて車が故障したりトラブルが発生しない限り利用しないんだから、年会費払うだけ無駄では?』と思う方もいらっしゃると思います。
実はJAFには多くの会員特典があります。
『優待といっても車関連だけでしょ?』と思われるかもしれませんが、まったくそんなことはありません。
オンラインストラでも使えて、例えばマツキヨですと全品5%オフです。
日用品の買い物にも使えるのはお得ですよね。
JAFのメリット③:海外でも使える
海外でもロードサービスを受けることが可能です。
海外旅行中に車を借りて運転するということもあるのではないでしょうか。
僕もアメリカで運転することがあります。
アメリカ自動車協会(AAA)やカナダ自動車協会(CAA)と連携していて、アメリカとカナダでも無料でサービスを受けることができます。
サービスの内容は、
- バッテリー応急始動
- 牽引(3マイルまで無料)
- パンク(スペアタイヤとの交換)
- 鍵のと閉じこみ
- 燃料補給(燃料は有料)
です。
海外でトラブルが発生すると心細いですが、このような対応を無料でやってくれるのはいいですよね。
もちろん、ハワイも含まれていますので、ハワイでレンタカーを借りたときにも使えます。
『でも海外では会員優待とかないんでしょ?』という声が聞こえてきそうですが、なんと海外でも優待があります。
これはあまり知られていないようで、友人でJAFに入っている何人かに聞いてみましたが、誰も知りませんでした。
僕がよく使っているのは、アメリカ自動車協会(AAA)向けのホテル割引きです。
ヒルトンやハイアットでは、AAA会員向けの特別価格というのがあります。
予約の際にAAAメンバーであると申告すれば、割引が適用されます。
これが結構安くなるので重宝しています。
JAFのデメリットとは?
これだけメリットがあるJAF会員ですが、デメリットはあるのでしょうか。
あまり思いつきませんが、強いて言えば入会金2,000円が必要で、年間4,000円の年会費がかかることでしょうか。
年会費を支払ったけど、結局故障やトラブルにあわずロードサービスを利用しなかった、ということがあるかもしれません。
せっかく4,000円を支払ったのに・・・という気持ちも分かりますが、トラブルが発生しなかったこと自体は良いことです。
もしものために保険と思って4,000円を支払うと考えるのが良いのではないでしょうか。
また、多くの会員優待がありますので、うまく使うことで年会費のうちいくらかは戻ってくるとも考えることができます。
また、クレジットカードに付帯するロードサービスと比べると、クレジットカードとしての決済機能がないという点があります。
ただし、クレジットカード付帯のロードサービスよりも手厚いサービスをJAFは提供しています。
このあたりは、何を重要視するかで見方が変わってくると言えるでしょう。
まとめ
日本自動車連盟(JAF)のロードサービスについてメリットとデメリットをみてきました。
メリットについては多くありますが、やはり故障やトラブルのときに安心してJAFを呼べるという保険的要素が大きいと思います。
その安心に年間4,000円、1日あたり約11円を払うことをどのように捉えるかで、年会費はデメリットにもなります。
毎日運転したり車に乗る方にとっては、1日の運転あたり11円の保険と思えばそれほど大きな負担ではないのではないでしょうか。