こんな悩みありませんか?
- 車の運転が上手くなりたいけど、なかなか上手くならない
- 運転していると疲れる
この記事ではこんな悩みをお持ちのあなたに、解決策について説明していきます。
結論から言うと、ドライビングポジションが正しく取れていない可能性が高いです。
ドライビングポジションというのは運転時の姿勢のこと。

と思う方も多いと思います。
実は昔、自分も同じようなことを思っていました。
でも、実際にはドライビングポジションはめちゃめちゃ重要です。
その理由と、後半では正しいドライビングポジションのとり方についても解説します。
車の運転がこれまでよりもずっと上手くなって疲れない方法
先程述たべた通り、正しいドライビングポジションを取ることで解決できます。
正しいドライビングポジションが取れるようになると
- 安全運転ができる
- 長時間運転しても疲れない
- 車の良し悪しが分かるようになる
というメリットがあります。
順番に説明していきます。
安全運転ができる
正しいドライビングポジションでは、ハンドル操作がスムーズに行えます。
通常時だけでなく、緊急回避など急なハンドル操作にも対応しやすくなります。
また、アクセルやブレーキの操作性が上がりますので、緊急回避など限界状態での動作が容易になります。
長時間運転しても疲れない
座面の高さと背もたれの角度を正しく調整してあげることで、長時間運転していても疲れない姿勢をとることができます。
理由はシートがしっかりと体を支えてくれるようになるからです。
体が楽になることはもちろん、体をしっかりとホールドしてくれることで疲れにくくなります。
車の良し悪しが分かるようになる
僕個人的にはこれが一番驚きました。
正しいドライビングポジションで運転すると、その車の特徴がよく分かるようになります。
ハンドル操作に対する車の反応、アクセルやブレーキにおける車の重心移動(荷重移動)がより感覚的につかめるようになる感じです。
これが分かると車の運転がとても楽しくなりました。
また、違う車を運転したとき、その違いがすごくよくわかるようになります。
この車は曲がるときに大きく揺れるなとか、ハンドル操作に対して少し遅れて反応するなとか、様々なことが分かってきます。
正しいドライビングポジションで運転する楽しさに気付いた話
実は僕も昔はドライビングポジションをあまり気にしていませんでした。
ところが以前Audiを買ったときから考え方が変わりました。
Audiを新車で購入すると、新しくオーナーになる人向けの講習会のようなものが行われます。
(これはおそらくディーラーによって異なりますのでご注意ください。)
そこでは、Audiのちょっとした歴史や車の特徴、運転の方法について学びます。
Audi専属のテストドライバーによる講習で、とても興味深かったことを覚えています。
このとき、かなり長い時間をドライビングポジションの話に割きました。
Audiもドライビングポジションを重要視していることが分かります。
もちろんその目的はAudiも車の性能を体感してもらうためです。
実際の車を用意して、プロから正しいドライビングポジションをチェックしてもらうことができました。
初めて正しいドライビングポジションに座ったとき、「ちょっと窮屈な感じがするな」という印象を持ったことを覚えています。
早速帰り道、教えてもらったドライビングポジションで運転して帰りました。
このとき、そのドライビングポジションで運転すると、とても運転がしやすくて、車の挙動が手に取るように分かるようになってきました。
運転する感覚が研ぎ澄まされ、これまでよりも何倍も楽しく運転できるような感じです。
このように、正しいドライビングポジションが取れると、車の運転の感覚がこれまでと違ってきます。
正しいドライビングポジションを取る方法
ではどのようにして正しいドライビングポジションを取れば良いのでしょうか。
順を追って説明していきます。
座面の前後方向を調整する
まずはシートポジションを調整する準備として、エンジンを切りましょう。
シート奥深くに座りお尻から太ももまでの多くを座面にくっつけます。
左足をフットレストに置くことができ、右足はアクセルを一番奥まで踏み込みます。
(もしMT車であればクラッチを踏み込みます。)
踏み込んだ状態で膝が伸び切っているとNGです。
膝が曲がるところまで、シートを前進させましょう。
ちなみに、運転中左足はフットレストに置きます。
右足のかかとは床に付けたまま、アクセルやブレーキを操作しましょう。
背もたれを調整する
さて、次に背もたれを調整します。
背中と肩を背もたれにくっつけます。
このとき、ヘッドレストと頭の間はアゴを引いた状態で少しスペースができるように注意してください。
ハンドルの一番上に両手を乗せてみてください。
肘が伸びきっているとNGです。
肘が伸びきらないように背もたれを調整します。
この状態でハンドルを9時15分の位置を持つと正しいドライビングポジションの完成です。
うまく調整できないときは?
上記の手順でやってみたけど、肘が伸びてしまったり、うまくドライビングポジションを取れないことがあります。
これは個人の体格や車の作りによって生じることがあります。
こういう時は、ハンドル自体を動かしてみましょう。
多くの車にはハンドルを上下する機能があります。
これをチルトと言います。
また、ハンドルが前後に動く機能(これをテレスコピックといいます)がある車もあります。
テレスコピックは構造を複雑にするのでコストがかかることから、高級車などがメインで付いています。
チルトやテレスコピックを使ってハンドル自体を動かして、正しいドライビングポジションをとるようにしましょう。
まとめ
ここまで、ドライビングポジションについて解説してきました。
正しいドライビングポジションで運転することはとても重要です。
運転が上手になるための基本ですし、長時間運転していても疲れません。
運転が上手になりたい方、運転していて疲れるという悩みがある方は、一度ドライビングポジションを見直してみてはいかがでしょうか。